永住権取得済


 先月家族揃って永住権を取得しました。5月に申請したので、大体4か月で下りました。
 来日20年弱で「今さら?」という感じですよね。正直完全にビザ(在留資格)ということを忘れたぐらい日本に溶け込んでいる感覚でした。
 今まで私の在留資格は「高度専門職2号」でした。実はこの高度専門職2号も無期限のビザです。下図は2号と永住資格の比較表です。
 
https://www.vbest.jp/personal/hsp_permanent/about/
 親や家事使用人の帯同が可能なのが2号の特権ですね。ではなぜ永住権を申請しようと思ったかというと2点あります。
 1.「高度専門職2号」が何か申請するたびに、フルフルの書類が求められるのが厄介でした。例えば、親を日本に数カ月滞在させるために親の在留資格を申請したらなぜか「高度専門職2号」を申請する時の全書類を入国管理局が求めてきます。「あれ?一回出したんちゃう?」という書類でもすべて出さないといけません。いやこちらは親の在留資格の申請なのに、なぜ私の在留資格申請と同様に全部1から再提出しないといけないの?というのは通用しません。とにかく非常に面倒くさいです。
 2.「住宅ローン完済」したので、この超低金利を享受できないため、もう一軒住宅を購入しようとしています。モデルルーム見学を終えて、住宅ローンの話になった時、デベロッパーの方から「永住権はお持ちですか」と聞かれていました。やはり永住権がないと金利の優遇が劣勢に立たされてしまうようです。「高度専門職2号」は難易度的に「永住権」より難しいのに(永住権は基本10年日本にいれば取れる。高度専門職2号の条件がポイント制でかなり難しい)、「永住権」だけが日本の銀行間で浸透されているようです。

 それで仕方なく、5月に永住資格に切り替えました。
 今回の件で派生した感想は2つあります。

【日本はもっと外国人を受け入れたほうが経済にいい】

 中国の「共同富裕」の話題に便乗されているかのように衆議院では「成長」と「分配」の話題がメディアに取り上げられています。「成長が先だろう」というのは一般的な考え方ですが、経済の成長はやはり「人口の成長」からだと思います。日本のほぼすべての経済の課題の真因を追求すると「人口減少」に辿り着きます。

 なのに、日本の政治家が本気でそこを解決しようとしないように見えます。手に負える範囲でしか物事を考えていません。児童手当やバラマキ政策など・・

 「労働人口の拡大」「経済流動性の増加」をさせるために「人口の成長」がないと袖が振れないです。周りの日本人でもニュースに出てくる日本人を見てもやはり生みたくない雰囲気で溢れています。そうすると人口を増やすために、外国人を受け入れるしかないです。治安悪化だの、民度だの並べる人が出てきそうですが、二の次の要件です。経済を発展させるという成長なくして、「分配」が語れないように、優先順位を決めなければいけません。アメリカが世界のマネーを惹きつける前に世界の人を惹きつけています。「アメリカンドリーム」を追いかけるために米国に集っています。同じマインドの人はなかなかクリエイティブな発想が生まれません。
 「常識」という言葉は日本ではよく耳にします。その多くは否定形で使われています。「常識がない」「非常識」など・・・。「成長」するためには「常識を打ち破る」ことがしばしば必要になります。多民族がその近道かもしれません。課題は山積みかと思いますが、それは政治家がやるべきことでしょう。楽するために外国人をあまり多く受け入れずに経済の成長を後回しにしているだけのように見えます。
 世界から見ても日本が魅力的な国になるよう祈ります。

【永住住民として日本への貢献】

 私は日本が大好きです。何しろ永住者になりましたし。
 今まではしっかり日本社会に普通の日本人以上に税金を払ってきました。
 これからもしっかり「仕事」と「投資」と「納税」で貢献していきます。
 また、外国人という視点で日本社会を観察しながら発信していきたいと思います。

【過去分】

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