入会費1億6千万円? ー 上手すぎるNIOのマーケティング

NIO公式サイトより



 昨日「TESLA教&NIO教 ー すこし違う角度から中国の電気自動車市場を見る」を書きましたが、もうすこしNIO教のマーケティング術を調べました。その中で一番驚いたのはNIOのハイエンドClub「EP-Club」です。
 「EP-Club」入会条件は2つあります。
 1.1台1000万元(1億6千万円)のEP9を買うこと。これで10年のEP Clubの会員権がゲット。
 2.NIOマイル(ポイントのようなもの)が基準に達したら、Invitationがもらえるとのことです。NIOマイルのたまり方が下記の四つありますが、
 
  ・コミュニティ活性化
  ・コミュニティ発展
  ・効率Up
  ・特殊貢献(販売促進?)

 基本的にEP9を1台友達に紹介して売ることが最速です。
  また、年間会員とクォーター会員もあります。前者は毎年NIOマイルの上位100人までの方が入れる。後者はクォーター別でNIOマイル増加率が一番早い上位10人が入れます。

 
画像はイメージのみ

 NIOスタッフが今年の2月のデータにより、今年度のEP Clubの会員の平均はNIO車を25台売っているとのことです。多い方は160台も売っているそうです。NIO車一台40万元ほどで計算すると、やはり1000万元(1億6千万円)が標準入会費になりますね。

 ソースはこちらです。

 
 ではEP-Clubに入れるとどんなサービスがあるかというと、こちらになるそうです。
  ・EP9の試乗
  ・海外FE観戦
  ・海外旅行・遊学
  ・有名人(企業家)との対面交流会等

 EP-Clubは数十人しかいません。この中に入れる人はすでにただものではありません。やはり娯楽的な試乗が二の次で、商談や人脈を広げるTopクラスのビジネスクラブかもしれないですね。

 NIOのEP-Clubをねずみ講と言っている人もいますが、ハイレベルすぎるねずみ講・・・

 NIOのEP-ClubのTrack day 2021はこちらのYOUTUBE動画で視聴できます。一応リンクを貼っときます。
 TESLAが本業以外、カーボン・クレジットやBTCで利益を押し上げたりしているに対し、NIOが会員に車を売ってもらったりしています。車屋さんが新しい技をどんどん繰り出しています。ますます面白くなっています。
 さて、日本のメーカーはどうでしょう。トヨタも日産もマツダもスバルも応援しますよ!

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