今日たまたま読んだ(視聴した)3つのコンテンツがすべて中国関連のものでした。そして偶然かもしれませんが、中国の最近の直近の政策に対し、理解を示し始めています。
Just like I said in
3つのコンテンツの内容を紹介しましょう。
1.Arkのウッド姉さんの最新のITK
TESLAで一躍有名人になったArkファンドがArkkやArkwなど次から次へと新しいテーマのETFを立ち上げていましたが、今年に入ってからS&PよりだいぶUnderperformしています。投資は一喜一憂してはいけないです。TESLAが長期低迷していた時も信念を持っていたキャッシーに対し、文句を言った人とArkが有名になってからキャッシーを称賛した人が同じ人かもしれません。ARKに関して現時点でなんとも言えませんが、キャッシーの言っていることを聞いても損はないと思います。
ITKの36分ぐらいから、中国に言及されました。ポイントは3つです。
①中国が今デジタル化の影響をすこしぐらい減らそうとして、逆に実体経済に力をいれようとしています。
②教育の一連の施策についてはHijacked by Capitalという言葉を使っています。金持ちが
高いお金をかけても外国の先生を雇うことができるため、国外のカリキュラムと国外の教師を雇うのを禁止にしました。因みにキャッシーの娘が中国で教師を13か月やったそうです。
③中国は投資に値するかどうかについて「uninvestable」ではないと言っています。中国が世界一の経済体になろうとしていますが、しばらくは「slowing down」するだろうとのことです。
と言いながら、先月末ARKがだいぶ中国株を売りましたよね。笑。まぁ機関投資家だし、Activeファンドだし、給料も払わないといけないし、「slowing down」と判断したら、売るでしょうね。
2.Pascalおじさんの中国分析
このおじさんが外国人でありながら、結構中国を知っています。英語の発音もクリアだし、キャッシーよりだいぶ聞き取りやすいです。
彼は去年11月からの一連の動きを6つの図で背景を非常にわかりやすく整理しました。
①Ant上場をブロック
②アリババへの巨額罰金
③ビットコインマイニングの禁止
④DIDI上場直後のAPP削除
⑤テンセントに独占著作権を放棄せよと命じる
⑥K12教育にNPO法人にせよと命じる
①資産と負債(B/S的な観点)
②データresource(セキュリティ)
③マーケット健康度
④インダストリー健康度
分析自体は省きますが、結論をこの図で表していました。
中国を半分水が入っているグラスと例えています。
・半分空いているのを見る人がこれが不健全だ、これはだめだと騒いでいる一方、
・水が入っている半分を見た人が、チャイナが如何にすばらしいかを謳歌しています。
しかし、チャイナを見る時に、4つのグラスを見るべきだと言っています。テクノロジーの進歩がある一方、法律が不健全な部分、貧富の格差もいろいろあります。その事実を抑えた上で、各々のカンパニーのセクターと業務を分析したら、とんでもない投資チャンスを見つけられるかもしれませんという結論でした。
内容自体が非常にわかりやすく、中国人である私よりも独特な視点を持っている方です。これからも彼のYoutubeを見ようと思います。
こちらは東洋経済に寄稿された「野口悠紀雄氏」の文章です。20年ごろ、1800ドルから直近3000ドル超えたAMZNに対し、BABAがずっと200ドルで推移しています。中米両政府の共通認識が「巨体IT怪物」が現れたということですが、米中の政策決定機構の違いにより、まったく違う措置を取っています。彼の結論は今のところ「どっちが正しいか現時点わからない」ということでしたが、これが10年前の日本だったら、学者たちが即座に中国の乱暴さを批判していたでしょう。
中国の発展ぶりを見て「民主」と「中央集権型」の良し悪しの判断が難しくなっている今日、Pascalおじさんの言った「4つのグラスを見ろ」という理論がいいかもしれませんね。社畜としても頭の柔らかい「社畜」を目指したいと思います。
月曜日のマーケット、Good Luck!
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引用する際に「中華社畜の米国株投資より」でお願いします。
いつも興味深く拝読させていただいております。ありがとうございます。
返信削除金融ビジネスは次の潮流になるとお考えですか?ANTのようなビジネスモデルを
中国政府が握っていくのか、民間企業にビジネスを任せながら国家が管理していくのか。
国が管理しながら企業の発展を後押ししていくとなると最強の企業が出来上がりますよね。
果たして民間企業のビジネスはどのようになるのか。興味が尽きないところです。