中国人です。
日本で開催されているオリンピックはぜひやってほしかったし、成功してほしいです。
昨日はオリンピックの開会式でした。一家団欒で最後まで見ていました。森山さんのダンスは若干子供が「？？」の感じだった以外、楽しく見られました。ドローンによる表現も素晴らしかったし、東京という都市の凄さを見て改めてこれはやるべきだなぁと思いました。このご時世での開会式全体の温度感もちょうどよかったと思います。
日本で10数年住んでいる私の日本社会に対する気持ちを単語で表現すると「控え目」「横並び」「薄暗い」「否定」等の言葉になりますね。経済が上向いている時にこの特徴で全体のバランスがうまく整っていましたが、勢いが衰え始めるとサイクルが負の方向へ回転しちゃいます。「他人の不幸は蜜の味」と言われていますが、テレビを見てもずっとネガティブニュースや討論番組の時があります。他人のやらかしに対し、時に眉をひそめながら「気持ちがわかるけど、それはちょっとやりすぎじゃない？」的なごもっともな発言をする意見番が多くいらっしゃいます。そういうコメントにはいつもいらいらしています。
９５年に「ガッツだぜ」という歌があります。あのガッツを取り戻してほしいのが本音です。多少な不安/不穏があっても、ポジティブに動いてほしい、全体の成果を見てほしい、揚げ足を取らないでほしいです。
投票権はないけど、「オリンピックはやる！」と貫いた菅総理・政府関係者には感謝したいです。まぁそもそも拒否の権利もないかもしれませんね。
感情的にオリンピック反対と言っている人が多いようですが、世の中はすでに負のニュースでいっぱいです。この暗闇の中でなんとか生き残ろうとする光を消さないでほしいです。「政府はなぜオリンピックを止められないのか」等のニュースタイトルを多く見かけましたが、なぜ止める前提でしょうか。このご時世こそ、人々に勇気を、希望を、ポジティブのマインドを届けてもらいたいです。
多くの日本人にとって、自国での開催が一生に一度だけかもしれません。日本に長くお世話になっている私にとっても一度だけかもしれません。前回の東京オリンピックの頃、日本は高度成長の快速列車に乗り、奇跡を作りあげました。それを歴史的な感覚で受け止めている人が多いでしょう。「俺の世代はどうせ無理」という先入観が植え付いています。今の生活をいかに我慢していくかしか考えていない人と同じです。株の投資ではジリ貧になるマインドですね。どうやっていい仕事につけるか、いい投資先を見つけるか、まずポジティブに考えないといけないです。オリンピックをやめるという短絡的な思考でなく、優先順位をつけて、どうしたらダメージが最小の状態で開催を成功させるかをすればいいです。国を治めるのが容易なことではありません。文句を言うのは簡単です。
少子化等いろんな問題を抱えている日本でもまだまだ捨てるものではありません。この国にはどの国よりも勤勉で誠実の人がいます。昔のようにオリンピックの開催で経済を一気に加速させるというのが難しくても、ポジティブの考えと栄光を取り戻せ！
【その他】
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